最後の審判。

 某宗教団体によると、最後の審判の日に、信心深いものが救われて、地上に楽園が出現する。そして、みんなあらゆる苦しみから解放されて、死からも解放されるとか。その話を聞いたとき何故か、私は静止した世界を思い浮かべてしまいました。何も動かない、何も起こらない世界。そしてふと、死んでしまったらこれ以上死なないし、苦しみもないし、病気にもかからないし、そして何と言っても、会社に行かなくても良いという具合に例によって考えてしまいました。確かに、素晴らしい世界のようです。
 ところが、どうも勧誘している人達は、その楽園では、自分たちは生きていると思っているようなのです。可哀想な人達だと思いましたがあえていいませんでした。言う必要もないと思いましたので。